カワセミ

hy-ishida2010-03-22

 3月に入っても今年は暖かい日が多い。私が甘南備山で鶯の初泣きを聞いたのが2月28日。いつもだったら下手な鳴き方からスタートするんだが今年は最初から上手に鳴いていた。そんな中いつものように甘南備山から帰っていたら1mくらいの高さの笹に囲まれた小さな灌漑用水のため池の中の小枝に小鳥がとまっているのが目に入った。そっと近づいて(3〜4m)みると小鳥の体はコバルト色と橙色。くちばしと頭は大きい。カワセミだ。こんなに近くで見たのは初めてだ。 約10秒?  私に気がついて逃げて行った。 以後、このため池を通る時は気をつけて見ている。先日も笹の間から池を覗いていると後方から頭の上を低空で飛んでいく鳥を見た。コバルト色と橙色の体をゆすりながら前方の竹やぶの中に消えていった。
 先週の日曜日、府営の山田池公園(枚方市)に家内と行った時、カワセミの撮影スポット?に望遠レンズをセットした写真家が沢山集まっていた。私たちもデジカメを持ってこなかったが、傍でそっとカワセミを待った。すると30mくらい先に1羽のカワセミがやってきた。少し遠いが肉眼でもはっきり見える。木々を飛びながらだったが、我々をしばらく楽しませてくれた。
 私は、今までに一度だけカワセミを見たことがある。どこだったか忘れたが、大きな池の向こうにとまっている、鳥を指差して「あれがカワセミだ」と・・・。教えてもらったことがある。一瞬のことだった。 今回はカメラには収めることはできなかったがはっきりと3回も見ることができた。 今年は何かいいことがありそうな予感がする。