南米4カ国の旅 そのⅤ

アルマス広場・リマ

 24日(火) 家内は夜中、5〜6回の下痢、嘔吐で朝食が食べられない。添乗員のSさんに連絡。他にも4〜5人具合の悪い人がいるらしい。高山病だ。
 高山病は誰でも少なからずなるらしい。典型的な症状は頭痛、めまい、食欲不振、吐き気、下痢など。予防対策としては血行を良くすることは避ける。実際には①食べ過ぎ飲み過ぎをしない②激しい動きはしない。③熱い風呂に入らず温いシャワーで済ます④水分を多く取る⑤コカ茶(利尿作用で効果ありと言われている)を飲むなど。

 朝クスコからLP20便でリマへ(1時間20分)。空港からバスで約30分。日干し煉瓦の家々や露天商の集まる道を通り抜けると、目の前に高層ビルが現れる。リマ旧市街へと入っていく。旧市街の中心アルマス広場は17世紀の植民地時代の面影が残るところだ。アルマス広場を政庁・市庁舎などが周りを取り囲んでいる。その一角の大統領府の周りは警備が厳重だ。観光客用?のためのポリスも沢山いる。子供が我々観光客にポリスの目を盗んで物売りに来る。ポリスが笛を吹いて追っ払う。ここでは物売り禁止だそうだ。カテドラル、サンフランシスコ教会を見て、黄金博物館へ・・・。インカ時代の黄金はスペイン人が本国へ持ち帰ったらしい。展示品はプレインカ時代のものとか。
 家内を入れて2〜3人の人はバス車内に残留して高山病と戦っていた。
 リマ観光後は市内のホテルに入り休憩。夜遅く空港に行き25日、1:25発のLA600で帰国の途に、ロスでJL69便に乗り継いだ。JL69便は2時間以上も遅れて離陸した。出発時の遅れでやきもきしながら出発したことを思い出しながら・・・。26日(木)19:25関空に到着し旅は終わった。

 今回の旅行を振り返って長時間かけて訪れたインカ帝国の素晴らしい文化は実際に見ることで物凄さを感じる。色々のナゾばかりで現代の人々には理解できないことが多い。しかし、これも生活をするための一つの方法だったのだろう。チリの日本人ガイドさんが「2度と来ないと寂しいことを言わないで又来て下さい」と言っていた。しかし、余りにも遠すぎる。もう行くことは無いだろう。
 又南米4カ国とも非常に治安が悪いことを知った。実際にはホテルから出ない様言われたところがほとんど。コテージ風ホテルでは敷地は広いが回りは囲まれていて門は閉ざされ外にでることすら出来なかった。貧富の差が大きいことが治安の悪さに通じるのか・・・。
 通常のツアーでは買い物ツアー的なところが多い。今回はそのようなところは無かった。土産はホテル内、乗り継ぎ場所、空港、駅での休憩時に急いで買った。
 高山病については前記の如く。
 又、最初に訪問したアルゼンチンは随分と物価が高いことを感じた。それは、その次の国ブラジルへ行ってビールを飲んで分かった。一本3〜4US$が2US$だった。しかしペルーでもアルゼンチン並みのところがあった。

 以上気付き、感想を書いて日記を終わる。見てくださった方 “ムーチャス グラシアス”。
 コメント待ってます。