宇奈月温泉・黒部峡谷鉄道「トロッコ電車」

 今年の紅葉は黒部峡谷と早くから計画していた。8月ごろ「宇奈月グランドホテル」を予約した。紅葉のベストシーズンを考えながら、休日を避けて設定した。
 10月27日(木)快晴
 朝7時、車で家を出て北陸道・黒部ICへ。道中混雑することもなく、のんびりと運転しながら目的地へ・・・。私は白内障の手術(6月)をしてから初めての遠出だ。途中疲れてくるとぼやける時もあったが無事到着。ホテルへは13時過ぎに着いた。チェックインは14時からなのでまだ早い。車を置かせてもらい、温泉街を散策することにした。
 富山地方鉄道宇奈月温泉駅前の「温泉噴水」を見ながら黒部峡谷鉄道宇奈月駅へ。
 
 かねてよりインターネットで予約していた翌日のトロッコ電車の乗車券を受け取りに切符売り場へ・・・。
 駅から「やまびこ散歩道」を歩き、山彦橋を渡るトロッコ電車を見にいった。橋に近づくと警笛を鳴らして合図してくれる。

 近くの「セレネ美術館」は黒部峡谷大自然を絵画で表した作品が展示されている。平山郁夫をはじめとして現代日本画壇を代表する7名の画家の作品が数点づつ展示されている。
 「黒部川電気記念館」はアルプスの山小屋風建物。秘境黒部の魅力と黒部川電源開発に挑んだ人間ドラマを迫力いっぱいのマルチ画面と立体模型で紹介している。
 15時を過ぎると少し寒くなってきたのでホテルに帰って温泉へ。
 ホテルの従業員の話では宇奈月の紅葉は黄色が主体で・・・京都のようなモミジの赤や立山でのナナカマドの赤などとは異なるそうです。
 10月28日(金) 快晴
 朝7時32分発の一番トロッコ電車に乗った。私たちは写真をとるために窓付き客車ではなくオープン型の客車を選んだ。20.1Kmを1時間20分かけて標高600mの欅平へ。オープン型客車は冷たい外気をもろに受けて寒かった。大小41のトンネルと21の橋を渡りスリリングでまさしく大自然を肌で感じました。

 欅平駅から20分歩いて「猿飛峡」へ。ウォーキングで体も温もり、太陽も川の流れ近くまで差し込んでくるようになってきた。「奥鐘橋」・「人喰岩」へも足を延ばし「河原展望台・足湯」へ浸かった。足湯の周りの落ち葉を掃除していた人の話では今年の紅葉はおかしい。ここ10数年見たこともない紅葉だ。夏場の異常気象が影響してるのでは・・・と。
 はじめてくる者にとっては比較のしようがない。 帰りのトロッコ電車で日の当たった山を見ながら。もっと素晴らしい紅葉はどんなんだろうと想像しながら帰路へ