アイスランドの大自然とオーロラ7日間 その3

 4日目:小雨後曇り 朝の外気温5℃。10時・夜明けとともにスタート。セルフォスから南部アイスランドへバスで100Km。広大な農地、牧草地、放牧された馬などを見ながらセリャントフォスの滝、スコウガフォスの滝へ。スコウガフォス民族博物館で昼食後館内見学。そして、スケジュールにはないガイドさんのお勧め、黒砂海岸へ。玄武岩の奇怪な断崖の名所・ディルホウラエイを強風の中見学。ここ黒砂海岸から真南へはどの国にも当ることなく1万5000Kmで南極にたどり着くとか・・・。ここの黒い石を2枚重ね合わせて願い事をすると叶うと・・・。皆でオーロラが見れるよう祈った。帰るころには小雨、強風の中、西の空がわずかではあるが明るくなってきた。
 ホテル・セルフォスへ帰り夕食を食べていると突然添乗員さんが食後オーロラ観測へ行くので至急準備を・・・とのこと。ガイドのマルグレットさんの妹がセルフォスの郊外に住んでいてオーロラ出現状態を携帯で連絡しあっているとのこと。又運転手のジョンソンさんはセルフォス在住で自家用車で山の方へ様子を見に出かけているとか・・・。そんな中突然カイドさんの携帯にジョンソンさんから連絡が入って出かけることになったもの。そういえばホテルの上の空は月が出て星もチラホラ見える。明日のオーロラ観測を1日繰り上げて行うことになったもの。
 バスで走ること約1時間、それらしき光を2〜3回見つけるもガイドさんが双眼鏡で確かめて違うとの判断。突然バスが路肩に止まった。北のほうにかすかにそれらしい光が、オーロラらしいとのこと。下車してカメラの三脚を固定して構えた。初めは小さな光だったが、段々大きく真上の方まで広がっていった。その光は大きく動いている。「大きな歓声」カメラのシャッターを切りながら大空をスクリーンとして描かれた絵巻に見入ってしまった。雲の流れは速く5分であったのか10分だったのか、ほんの一瞬、異次元の世界を垣間見たような気がする。運転手さん、ガイドさんに感謝・感謝。
 <Yの感想>
 私の夢であったオーロラを体験することが、実現となった。私の夢希望を頭に入れていてくれた夫に感謝。カメラを修理して、シャターの押し具合など夫に教えてもらいながら何度も練習をした。しかし本番になると、三脚の据付から、手間取り、オーロラの動きの早さに目を見張ってしまった。最初は白っぽいが段々と緑色が現れ、この色がカーテン状に揺れ動き私達に迫ってくるようでした。
・・・というわけで目に写してきた分、カメラは失敗。からだ全体に受けてきたオーロラの太陽エネルギーを、帰ってきてから周りの人たちにおすそ分けしているところです。私自身このエネルギーをどう生かそうかとウキウキしています。
 写真大・小(オーロラ)とも夜間撮影技術のまずさで粒子が荒れている。